こんにちはっ!
ケロりんです。
ブログ27回目です。
前回、「野村つみたて外国株投信運用報告書」をもとにベンチマークとの差異が少なく安定運用だと書きました。
『野村つみたて外国株投信』の実質コストが判明!
運用報告書を見ているとベンチマークの「配当込み」ってどういうことだろう?という疑問が生まれました。
投資を始めたころはあまり気にしていなかったことです。
「配当込み」と「配当除く」って?
自分なりに整理してみたいと思います。
①そもそもベンチマークには「配当込み」と「配当除く」がある。「配当込み」のほうが「配当除く」より配当分上積みがあるのでリターンが高くでる。
②インデックスファンドはベンチマークにピッタリ追随することを指針としている。
③先進国株式のインデックスファンドのベンチマークになっていることが多いMSCIにも「配当込み」と「配当除く」がある。
④ファンド自体は配当が含まれる。そこから実質コストやトラッキングエラーが引かれる。
まとめ
「配当除く」のベンチマークに連動を目指すとすると、ファンドは分配金を含んでいるのに、指数は分配金が除かれているため上振れする可能性があるはずです。
一方で、「配当込み」のベンチマークに連動を目指すとすると、ファンドは配当は含んでいても、上振れすることはあり得えません。ファンドは実質コストやトラッキングエラー分が差し引かれているので、そのコスト分下振れするはずです。
よりわかりやすく解説してくださっているサイトがありましたので載せておきます
「親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆」
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)は、誠実ではない (2018.06.30)
きしやん 様のブログ
※熊本在住ということでお隣の県でした。今度も参考、勉強にお世話になります。
さて、「配当込み」と「配当除く」の違いはなんとなくわかりました。
でも、なんだかしっくりこないというか、どっちがいいのかわかりません。
とはいえ、「配当込み」をベンチマークにして連動を目指しているファンドのほうがわかりやすいという印象です。
なぜなら、ベンチマークとファンドが共に「配当込み」であるため条件が同じだからです。
ベンチマークは「配当を除い」ているのに、ファンドは「配当を含ん」でいると、ファンドのほうにアドバンテージがあるように思えます。
もしもファンド側に配当を全て相殺するような大きなコストが発生した場合、「配当除く」ベンチマークとの乖離が少なければ運営が問題ないってことになりましょうから。
ああ、これがいわゆる「配当除く」ベンチマークは誠実ではない論の一端なのかもしれませんね。書いてて思いました。一年前だと理解できなかったかもしれません。少しは進歩したのかな。
ベンチマークは「配当込み」のほうがわかりやすい
ベンチマークは「配当込み」のほうがわかりやすいですし、モヤモヤしないですね。
そこで、自分が投資している「野村つみたて外国株投信」を見てみます。
「野村つみたて外国株投信」のベンチマークはMSCI ACWI(除く日本、配当込み、円換算ベース)です。
ベンチマーク、ファンドともに「配当込み」なので潔いというか、わかりやすいですね。
今回の「野村つみたて外国株投信運用報告書」でベンチマークとの差異は-0.3ポイントと記載がありました。
「配当込み」のベンチマークに対して差異が-0.3ポイントということですから、騰落率が非常に低く抑えられているのではないでしょうか。
さて、「野村つみたて外国株投信」の対抗馬(私見です)となっている「eMAXIS Slim全世界株(除く日本)」はどうでしょうか。
こちらのベンチマークは、MSCI ACWI(除く日本、配当除く、円換算ベース)です。
「配当除く」MSCI ACWIということですから、どのくらいの乖離率がでるのか運用報告書を待って見てみたいと思います。(まだ自分で計算する域に達していません)
両者の実質コストを比較すると、
「野村つみたて外国株投信」 実質コスト:0.2508%
「eMAXIS Slim全世界株(除く日本)」 推定実質コスト:0.2456% (上記のきしやん様のブログより https://www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com/entry/2018/07/19/050000)
0.0052%ほど「eMAXIS Slim全世界株(除く日本)」のほうが低く済むようですが気にする程の差ではないように思えます。
1年間の実質コスト差
つみたてNISAにて1年分(40万円)の実質コスト差:40×0.0052=20.8円。
つみたてNISAにて20年分(800万円)の実質コストの差:800×0.0052=416円
(今はそんなに差はないように思いますが気が変わるかもしれません。)
両者に差がないなら、「配当込み」のベンチマークである「野村つみたて外国株投信」のほうがわかりやすいのでそちらのほうが良いような気がします。
今後はベンチマークの騰落率、実質コストやリターンも気にしながら見守っていきたいと思います。
さあ、これからも愚直にコツコツ投資していきますよっ!!
つみたてNISA(積立NISA)がんばれっ!
今回はここまで。おわりっ!